国の特別史跡・五稜郭跡の周辺を電飾で彩り、星型を幻想的に浮かび上がらせる「五稜星(ほし)の夢イルミネーション」の電球の取り付け作業が14日、五稜郭公園内で行われた。実行委(柏倉光一委員長)メンバー13人がイベントを盛り上げようと、作業に汗を流した。
1989年に始まった冬の風物詩。新型コロナウイルス感染症対策で、例年参加していた高校生や協力企業によるボランティア作業はなく、実行委と業者による取り付け作業とした。堀の周囲約1・8キロを約2000個の電球で彩る。
実行委は、一の橋近くの木々や裏門橋周辺の外堀を担当。安全に配慮し、五稜郭タワーからの眺めなどを考えながら丁寧に取り組け作業に取り組んだ。実行委事務局担当の野寺正樹さんは「今年はコロナ禍でイベント中止が多かった。多くの方に見てもらい少しでも明るい気持ちになってもらえれば」と期待した。
イベントは11月29日から来年2月28日まで開催。日没~午後8時に点灯する(2月10日以降は午後5時半~同8時)。初日は午後4時45分から点灯記念の打ち上げ花火を行う。(小杉貴洋)