【江差】かもめ島の灯台を活用して新しい観光需要などを創出する「灯台マリンピングフェスin江差」は3、4日の両日、海を一望できるかもめ島上で開かれ、事前申込みのあった3グループ12人と関係者8人が上質で魅力的なキャンプ「グランピング」を体験した。(入江智一)
実行委員会(委員長・照井誉之介江差町長)の主催。日本財団の「海と日本プロジェクト」の一環で、同実行委が企画した約10の体験プログラムの課題検証を目的としている。先月5、6日の両日に開催予定だったが、天候不順のため、延期していた。
照井町長が「今日明日の体験を、ぜひ楽しんで帰ってもらいたい」とあいさつ。参加者は、かもめ島を探検する「マリンアドベンチャー」や凧あげをする「マリンカイト」などを体験した。
函館市昭和町3から参加したきょうだい、穴澤陽生弥(ひふみ)さん(11、北昭和小6年)、弥月(みつき)君(8、同3年)と親友の荒木福太郎君(9、桔梗小3年)=函館市石川町=は、カニ釣り体験の「マリンアクティビティ」が一番良かったといい「海の水はまだ暖かくて、裸足になって遊べて楽しかった」と話していた。
一連のプログラム体験を終えて開かれた主催者と大人の参加者による意見交換会では「風のある場所を利用した凧あげ体験のような遊びがあるところが良かった」などの意見が出ていた。
照井町長は「皆さんの声を聞いて、今後のグランピングキャンプの環境を整えていきたい」と話していた。