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新幹線効果 GW盛況

 今年の函館・道南の大型連休は、道内外から訪れた多くの観光客でにぎわった。北海道新幹線開業後最初の大型連休を迎えた観光施設や行楽地は東北や関東圏からの来場が伸び、開業効果を実感する声も。サクラの開花が例年より早めで開花時期も長かったことから、各地の花見スポットは客足を伸ばした。
 五稜郭タワーは、4月29日―5月8日の展望台来場者数が6万8369人と前年同期比34%増。東北からの来場が前年比3・2倍の9559人、関東圏も1万8856人と8割程度増えた。函館山ロープウェイの利用者数は7万9995人(29日~8日)と昨年同期比410人増だが、29日は強風でロープウエーを終日運休。30日と3日には、一日に1万3000人以上の利用があった。金森赤レンガ倉庫群を運営する金森商船は「ブロック玩具で遊べる『ブリックラボ』を楽しみに、東北方面からの来場が前年よりも増えた」と開業効果とみる。
 JR函館駅内の市観光案内所には期間中(4月29日~8日)に7120人が利用した。コンコース内の臨時案内ブースも2393人が訪れ、昨年同期比(6871人)から38%増だった。元町公園内の観光案内所も前年比33・7%増の3428人だった。市観光部観光企画課は「開業で今まで以上に東北や北関東、首都圏から観光客に来ていただいたと考える」としている。
 大沼で遊覧船を運航する大沼合同遊船(小泉真社長)は、昨年同期比2割減の利用者数だったが、小泉社長は「新幹線を利用して宮城県や秋田県から来た個人、団体客が増え、開業効果を実感する場面もあった」と話す。桜回廊などを行う北斗市観光協会も「本州からの団体客が目立ったほか、『法亀寺のしだれ桜を見たい』という個人客が観光案内所に殺到した」とする。
 函館地方気象台によると、サクラは4月24日に開花し、同26日に満開を観測。サクラのスポットも客足を伸ばし、五稜郭公園管理事務所によると、同公園の来場者数(24日~8日)は約37万人(速報値)で、昨年よりも上回る状況。29日以降、平日の6日を除きコンスタントに2万人以上が来場した。函館公園(青柳町)は5万6500人(23日~8日、速報値)。「松前さくらまつり」を開催中の松前町は29日~8日の観光客数を10万3000人(昨年同期比15・3%増)と発表。町は新幹線利用した観光客の来場が増加の一因とみる。
 道警函館方面本部交通課によると、道南と道央圏を結ぶ国道5号の渋滞は3日がピークとなり、午後3時半ごろ、森町姫川―同赤井川間の函館方面に向かう上りで最大10キロ、下りは午前11時10分ごろに、七飯町峠下―西大沼間で7キロの渋滞が起きた。昨年は目立った渋滞がなく、同課は開業による影響とみている。(鈴木 潤、今井正一、野口謙清、山崎大和、斎藤彩伽)

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