【松前】町の歴史などを松前城に投影するプロジェクションマッピングが6日、同城敷地内の「観涛台」で初めて披露された。地元民や観光客ら600人が訪れ、夜の荘厳な建築物と見事に合った美しい映像を楽しんだ。
松前城プロジェクションマッピングは、松前観光協会発足70周年記念事業の一環。公立はこだて未来大が制作協力し、花見イベント「第69回松前さくらまつり」の期間中に実施した。
テーマは「桜華舞城」で、築城に至る経緯や戊辰戦争との関わりをさまざまなストーリーで展開。建物の形に沿った幾何学模様の美しい表現と、同園で最も多い品種のサクラ・南殿(なでん)の親木「血脈桜」の愛らしい妖精が登場し、観客を魅了した。松城小3年の赤松来美さん(8)と同2年で弟の翼君(7)は「初めてプロジェクションマッピングを見たけど、すごく面白かった」と目を輝かせていた。
同イベントは7日も午後7~同8時に、同場所で2回行われる。(斎藤彩伽)