函館市元町の元町配水場内の展望広場に物見台が完成し、14日から利用できるようになった。眼下に広がる市内の景色を楽しめるだけでなく、周辺にはベンチも4基設置。市民や観光客に憩いの場を提供している。
国土交通省の「景観まちづくり刷新支援事業」の指定を受け、市が2017年から3年で取り組む観光地整備事業の一環。事業費は約2500万円で、2分の1は国からの補助を受ける。旧函館検疫所台町措置場(船見町)もより良い眺望が見られるように展望スペース設置などの整備を実施中で、今年中の完成を目指す。
良好な眺望を誰もが楽しめる視点場(ビュースポット)としての役割を果たす。物見台の高さは約2・5メートル。ベンチの設置と周辺の園路も歩きやすいように石張りに舗装した。市まちづくり景観課は「気軽に函館の景色を楽しんでほしい」としている。
今年度の同場の開放は23日まで(午前9時~午後4時半)。来年度は4月の第4土曜日から開場する。(小杉貴洋)