【鹿部】道の駅「しかべ間歇泉(かんけつせん)公園」の来場者が11日、100万人を突破した。盛田昌彦町長は「わずか3年で100万人に到達したのは、町の規模で考えると素晴らしい快挙。道の駅のスタッフに感謝したい」と喜んだ。
同道の駅は2016年3月18日に開業し、17年8月には来場50万人に到達。定期的にイベントを開催するなどしてコンスタントに来場者を積み上げてきた。
100万人目となったのは、札幌市東区の自営業、林育光さん(67)。家族で道の駅を巡るのが趣味で、この日も妻の厚子さん(59)、長女の陽子さん(36)と来場した。
同日は早朝から自宅を出発。育光さんは「とても驚いた。道中でコンビニなどにも寄っていたので、少しでも時間がずれていれば選ばれていなかったと思うと感慨深い」と話し、厚子さんも「まさか自分たちがなるとは思わなかった」と笑顔で話す。
施設入り口でくす玉が割られた後は、敷地内の間歇泉広場に移動し、セレモニーが行われた。鹿部温泉観光協会の吉英樹会長が「次は150万人目達成のセレモニーも考えている。ぜひ次回も狙って遊びに来てほしい」とあいさつ。盛田町長は記念品として、町産の新鮮な海産物のセットやタラコを模した抱き枕などを贈った。
同施設は100万人達成を記念して12日から14日まで、施設内の鮮魚店や惣菜店、食堂などで1000円以上購入した場合、会計から100円を値引きするキャンペーンを展開する。
盛田町長は「今後も町民を巻き込んで、若い人にも遊びに来てもらえるような町にしていきたい」と語った。(柳元貴成)