JR北海道は13日、北海道新幹線(新函館北斗―新青森)の3月26日~4月10日の利用実績を発表した。16日間の1日当たりの平均乗車人員は5700人で、乗車率は27%。輸送人員は、前年同期の在来線実績と比べて2・2倍に増加した。
合計乗車人数は約9万2200人。最多は開業日の1万4200人で、4月以降は平日が平均約3900人、土日は約5800人が利用した。
乗車率は東京便が31%で、仙台や盛岡、新青森を発着する列車は13%。同社は「東北を中心に需要喚起に向けた営業努力は必要だ」とした上で「4月上旬まで北海道は観光閑散期であることを考えると、乗車率は悪くない数字」としている。
1日平均の乗降人数は、新函館北斗駅が約2000人、木古内駅が約170人。16日間で運行された466本の列車のうち、1分以上の遅れが出たのは4本で、最大は東北新幹線の遅延運転の影響を受けた、9日の19分だった。
一方、28日~5月8日の大型連休期間中の予約率は10日時点で27%。同期間、全便が満席となった場合のの輸送人員は24万6300人で、前年の在来線と比べて約3倍となる。(山田大輔)