【東京】北海道新幹線開業を受けた函館、青森、弘前、八戸4市の青函圏観光都市会議が取り組むキャンペーン「青函圏周遊博~ぐっとくる旅青森・弘前・八戸・函館」が8日、始まった。同日、東京都内で記者発表会が開かれ、アンバサダーの俳優石原良純さんや工藤寿樹函館市長らが青函圏の魅力をPRした。
来年2月28日までの期間中、ガイドブックの発行や飲食店による地元食材を使ったオリジナルメニューの開発、スタンプラリーなどを展開し、近くなった青函圏の周遊促進を図る。昨年アンバサダーに就任した石原さんは、鉄道ファンの知識も生かして、圏域の多彩な魅力をPRする。
記者発表会では、4市の市長とご当地キャラクターが、各市の春夏秋冬の魅力や祭り、グルメなどをアピールした。ミスはこだての稲村舞さんは、いか踊りを披露し「五稜郭公園のサクラは大型連休期間中が見ごろになる」と紹介し、ジャガイモバターのイカ塩辛添えなどを振る舞った。
石原さんがモニターツアーの参加者2組に目録を贈り、周遊博のスタートを宣言した。工藤市長は「函館は夜景や異国情緒あふれる西部地区、新鮮な海産物などの魅力がたくさんある。キャンペーンを通じて函館と青森が線でつながり、新たな周遊ルートができれば」と期待を込めた。
モニターツアーの「ファミリー旅コース」は函館、青森、弘前の3市を回るコースで、参加家族は同日夕方に函館入りし、夜景見学や西部地区の夜間散策を楽しんだ。9日は函館朝市でのイカ釣り体験後に、青森に移動し、三内丸山遺跡などを見学後、弘前市内に宿泊。一方、「女子旅コース」参加者は8日は青森市内で浅虫温泉に宿泊。函館には9日に到着し、ベイエリアや元町を散策、同日中に八戸に向かう。