郵船クルーズの豪華客船「飛鳥II」(5万142トン)が25日、函館港に寄港した。2006年7月の初寄港から13年連続47回目となり、客船では函館寄港最多記録を持つ初代「飛鳥」の通算回数に追いついた。
飛鳥IIは3年ぶりの世界一周クルーズを今月5日に終えたばかり。23日に横浜を出航し、道内5港に寄港する夏の北海道クルーズの最中。酷暑が伝えられる本州を離れ、乗客約770人がさわやかな函館の夏を楽しんだ。
出港前には初代の時代から続く、函館名物のセレモニー「いか踊り」で見送り。出港のドラが鳴り響くデッキ上の乗客と岸壁の市民が一体になって、陽気なリズムを楽しみながら、次港小樽を目指して港を離れた。同船は8月22日、9月12日にも寄港を予定している。(今井正一)