19日に開幕した「第50回恵山つつじまつり」(実行委主催)のイベントが27日、恵山つつじ公園(函館市柏野町)で開かれ、市民や観光客など多くの来場者でにぎわった。
恵山山麓一帯には、エゾヤマツツジやサラサドウダンなど約60万本が自生し、鮮やかなピンク色の花々が見頃を迎えている。恵山支所によると、気温が高い日が続いたため、今年は昨年より2日早い15日に開花。23日に満開を迎え見頃は30日までとしている。
この日は恵山中吹奏楽部による演奏や老人クラブ恵寿会による日本舞踊などのほか、バケツバトンリレー選手権を初めて企画。露店24店舗も並び、子どもたちは無料で行われたカニ釣りなどを楽しんだ。カニ釣りに挑戦した青柳小学校2年の木村心(はあと)君(8)は「少し難しかったけど釣れてうれしい」と笑顔を見せていた。
友人と訪れていた市内の天野良子さん(77)は「これだけ多く咲いているところはない。たくさん咲いて見事ですね」と話していた。(木村京子)