【木古内】26日に北海道新幹線の開業から2年を迎えたことを機に、道南の観光に携わる7人が地域の魅力、観光の可能性について語り合うトークイベント「北海道新幹線を活用した観光振興&まちづくり@きこない」(道など主催)が27日、道の駅「みそぎの郷きこない」で開かれ、町内外から訪れた38人が聴講した。
青函トンネル開業30周年、北海道命名150年、新幹線と道南いさりび鉄道の開業2周年をそれぞれ記念して開催。平野沙紀さん(北海道北海道新幹線推進室主事)、杉本夏子(津軽海峡マグロ女子会会長)さん、津山睦さん(道の駅みそぎの郷きこない観光コンシェルジュ)、室谷元男さん(江差いにしえ資源研究会会長)、小笠愛里沙さん(トレジャーインストマックCEO)、勝又康郎さん(道南いさりび鉄道経営企画部長)、プーワナット・スパープクンさん(タイ人向け観光コーディネーター)がパネリストを務めた。
トークイベントでは、道南の観光の担い手から「地域の活性化のためには、それぞれの地域で活動をやり続けることが一番重要」(杉本さん)、「観光客に道南の人々の魅力を紹介し、人の温かさにふれる旅を提案することで、安心して観光を楽しんでいただける」(津山さん)など実感のこもった声が出された。また、小笠さんからは「コンテンツの面はすでに充実しているが、アクセス面の情報提供をもっと充実させてほしい」と注文が出された。(神部 造)