【北斗】スキーのポールを使って歩行運動する「ノルディックウオーキング」と温泉入浴を組み合わせた体験型観光プラン「ONSENヘルシーツーリズム」が20、21の両日、市健康センターせせらぎ温泉(本町)で開かれた。
市観光協会が温泉の利用促進などを目的に今回初めて開催した。
初日の20日は市民ら10人が参加し、前半は屋外でノルディックウオーキングを体験。公認指導資格を持つ同協会の佐伯秀信次長がポールの持ち方や歩き方を指導し、「通常のウオーキングと比べエネルギー消費量が20%アップする。脚への負担が少なく、転倒防止にも効果的」と説明した。その後、全員で実際にポールを使って施設周辺約2・5キロのコースを散策。桜の名所として知られる法亀寺のしだれ桜などを巡った。
後半は温泉セミナーで温泉ソムリエの資格を持つ同協会の上野矢治樹事務局長が、温泉を効果的に楽しむ方法や入浴事故の防止などについて説明。その後、参加者は自由に入浴を楽しんだ。
今後は市内のほか、要望があれば道南各地でも実施していく考え。上野矢事務局長は「温泉の楽しみ方や入浴事故の防止などの知識を北斗市発信で広げていきたい」と話している。(鈴木 潤)