12月1日に開幕する「2017はこだてクリスマスファンタジー」(実行委員会主催)に向けて、函館港に面した作業場で電飾の取り付けが急ピッチで進められている。高さ約20メートルにもなる「幸せのもみの木」の下部の作業を残すのみとなり、週明けには完成する見通しだ。
ツリーは、今年も函館の姉妹都市カナダ・ハリファックス市から贈られた。足場を組み、ツリー全体の形を整える作業や電球の取り付けが行われている。
電球は白と緑、赤の3色で約14万8000球、ケーブルの総延長は約15キロにもなる。枝への取り付け作業は電源を入れた状態で断線の有無を確認しながらケーブルをくくり付ける。実行委運営副本部長で電気工事業「ふじでん」代表取締役の佐藤賢治さん(52)は「下から見上げた時にきれいに見えるように電飾は枝の下側に取り付けている」と話す。今後、電飾以外のオーナメントを取り付けてツリーが完成し、28日にも会場へと移動する予定。(今井正一)