函館、北斗、七飯在住の市民有志13人による函館市内のまち歩きガイド・ボランティア「縁ジョイ倶楽部」は22日から、五稜郭公園で、3年目となるガイド活動をスタートさせた。
同倶楽部のメンバーは40~60代で、職業もさまざま。一ノ橋広場から箱館奉行所までのルートを、五稜郭周辺の歴史やこぼれ話を披露し、会話しながら案内する。加藤政代さん(58)は「全員が知識と経験を生かして楽しんでいる。函館に来て良かったと思ってもらえるようなガイドをしたい」と張り切る。
29日からの連休期間中は、市が五稜郭タワーに開設した臨時観光案内所のスタッフとしても活動する。今年は賛同者から案内フラッグの寄贈を受け、利用増に期待が高まる。
通訳ボランティアの活動と合わせ、今年初めて同倶楽部のガイドにも参加した市内の上平明さん(67)は「日本の中でも特別な場所・函館の歴史文化を発信する手伝いができれば」と話す。
ガイドボランティアは、無料。10月末までの毎週土曜日の午前10時~午後3時、同公園の一ノ橋近くで受け付ける。雨天の場合は中止。(半澤孝平)