8月のお盆シーズンで来場者が増えるのを前に、五稜郭タワー(中野恒社長)は23、24の両日、展望フロアの窓ガラス清掃を行った。すでに夏休みに入っている家族連れらが見守る中、丁寧に汚れを落としていった。
窓ガラスの清掃は毎年、春の大型連休前、秋の紅葉前と、夏のこの時期の3回行う。初日は五稜郭や箱館奉行所側から始まり、屋上から吊り下げたゴンドラに入った作業員3人がクロスやワイパーを使い、手作業で進めた。2日間で計315枚をきれいにした。
国内外から観光客が続々と来場し、地上90メートルから眺める景色を堪能すると同時に、珍しい作業を興味津々の様子で見つめていた。23日に静岡県から道内観光で訪れていた女性は「ゴンドラが降りてきた時は何だろうと不思議に思ったが、高い所で作業している様子に驚いた」と話していた。(山崎純一)