JR函館駅前広場で、イルミネーションの設置作業が本格化している。道南スギ素材の木製フレームが組み立てられ、駅舎出入り口から国道に向かう回廊部分となる。今月中旬に設置作業が終わり、点灯パターンの仕掛けなどを調整し、19日の点灯開始を予定している。
本年度の駅前のイルミネーションは、民間からの公募として、髙田傑建築都市研究室(松風町)など市内4社でつくるグループの提案を採用。市と細部を調整し、11月20日から設置作業が始まった。
駅舎から80メートルの区間に、四角すい状に組み合わせた木製フレームが連続して並び、真横から見た場合には函館山をイメージし、いさり火に見立てた球状の電飾をつり下げる。内部を通行することが可能で、点灯パターンに変化を持たせる。周辺の花壇部分は青色のLEDを使い海をイメージし、街路樹にも電飾を巻き付ける。駐車場の入り口付近にも電飾を拡充して、全体的なボリューム感を出した。
1日の作業では、光の回廊となる部分に足場が組まれ、木製フレームの組み立てが始まった。中旬には設置作業が終わる予定。点灯時間は、開港通りや二十間坂などのイベント「はこだてイルミネーション」と同じ日没から午後10時までで、来年3月末までを予定している。
(今井正一)