夏の観光シーズン中、乗る・撮るで観光客を魅了し、市民も利用した函館市電の復元電車「箱館ハイカラ號(ごう)」は28日、今年度最後の週末運行を迎えた。鮮やかに色づいたナナカマドやイチョウのある沿線で、赤を基調としたレトロな車体が走行した。
4月15日に運行開始し、毎週土・日、祝日に駒場車庫前から西部地区を1日3往復したほか、6月29日には路面電車開業110周年を記念し特別運行した。同月の函館マラソンでは宝来町内で停車してランナーを応援した。
28日は大三坂などの観光名所を通過する場面を撮ろうとする写真愛好家が見られた。運転は29日が今季最終日。ダイヤや車両の位置情報の提供は市のホームページで確認できる。(山崎純一)