函館市元町の観光施設、旧イギリス領事館の洋式庭園でバラが見頃を迎え始めている。例年より若干早めだが、色とりどりのバラが咲き誇り、甘い香りで来場者を楽しませている。7月5日には恒例のバラ講座も開かれる。
庭園では約60種153株が植えられ、真っ赤な大輪を無数に付けるつるバラのアンクルウォルターをはわせたアーチを抜けるとピンクや黄色、白など多種多様の花が目に飛び込む。つぼみも多く、7月中旬にかけてピークが続く。
今年度から指定管理者が函館市旧イギリス領事館(開港記念館)施設活用プロジェクトチームに替わり、構成団体でノースワンヒルズの久野由美館長は「さまざまな種類があるので移り変わりを楽しんでいただける。今年は大輪となるように手入れをしてもらい、香りも豊か。気軽に庭園に足を運んでほしい」と話している。
バラ講座は7月5日午後1時半から同3時まで。庭園の管理を手掛ける高瀬環境緑化(赤川町)の高瀬勝彦社長を講師に迎え、庭園のバラ観賞を交えて栽培のこつを指導する。参加費は1000円(ティータイムあり)で定員は14人(先着順)。問い合わせは同館(0138・83・1800)へ。(今井正一)