【北斗】旅行や帰省などで本州からの入込客がピークを迎えた11日、新函館北斗駅前のレンタカー店は、フル稼働の状態となった。車が不足して受け付けを断らざるを得ない店舗もあり、想定以上の需要の高さを見せている。
トヨタレンタカーはこの日、7月の1日平均の倍となる約100台の利用があった。担当者は「多めに車は準備したが予想以上の利用があり、予約なしのお客さまは対応できない状況です」と話す。
バジェット・レンタカーは、函館市内2店と同駅の営業所で用意した計130台が全て出払った。三浦博敏函館エリアマネージャーは「これほどの需要は想定外。来年以降は増車してニーズに応えたい」とうれしい悲鳴を上げる。駅レンタカーは、17日に予約が集中。1日平均の2・5倍となる77台の予約がすでに入っているという。
家族3人でレンタカー店を訪れた千葉県の幸田孝さん(33)は「北海道は初めて。3泊4日で大自然を満喫したいです」と笑顔で話していた。
各社は、貸し出しや返却のピークが18日ごろまで続くとみている。(山田大輔)