【北斗】JA新はこだて(輪島桂組合長)は9月30日、市村内の函館育ちライスターミナルで2020年産新米の試食会を開いた。道南ブランド米「ふっくりんこ」など4銘柄を食べ比べ、「例年以上においしいコメができた」と太鼓判を押した。
新米の出来栄えを共有するため毎年開催しているが、今年は新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、参加人数を例年より減らした。輪島組合長や渡島総合振興局の近藤将基産業振興部長ら約10人が参加。
輪島組合長は「春先から天候が良く、生育は順調に推移。ここにきて長雨の影響で刈り取り時期が若干遅れているが、コメの中身は非常に良い出来。食べてみたが、粘りがあっておいしい。特Aを狙えるコメができた」とあいさつした。
参加者は、銘柄を伏せたままJA管内産「ふっくりんこ」「きたくりん」「ななつぼし」のほか、新潟コシヒカリの計4品種を食べ比べ、おいしさや外観(白さ、艶)、香り、粘り、柔らかさを数値化。近藤部長は「粘りが強く、どれもおいしい」と評価していた。
JA管内の収穫進度は4割。同ターミナルでの受け入れ状況は2560トン(もみ米、9月29日現在)で、1万3076トンの集荷を見込んでいる。(山崎大和)