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ハウスに自動換気装置実証試験 スマートアグリ構想で渡島総合振興局

 【北斗】渡島総合振興局は本年度、渡島スマートアグリ(ハイテク農業)構想推進事業で、北斗市内3カ所に試験圃場(ほじょう)を設置し実証試験に乗り出した。今月から園芸ハウス3棟に自動換気装置を取り付け、室内温度を測定し、設定温度に合わせて両側面のビニールを開け閉めする。作業時間や作物の生育状況、収量などを調査し、慣行圃場のデータと比較した上で優位性を確認する考えだ。
 同構想での実証試験は初めて。大野地区の農家2戸(トマト)、上磯地区の1戸(キュウリ)の協力を得て試験圃場を設ける。ハウスの大きさはいずれも間口5・4メートル、長さ38メートル。装置は既に大野の1戸に設置済み、残る2戸も今月中に設置予定。
 センサーがハウス内の温度を感知し、設定温度でビニールを自動開閉する仕組み。農家が手動で行っている作業を軽減できるメリットがある。
 各農家には慣行圃場も設け、両圃場で作業時間、生育状況、収量などを調べ、結果を比較する。期間は18年11月末まで。作業時間の軽減はもちろん、開閉を忘れたり、開閉させるタイミングを逃すのを防げるため、生育や収量にも好結果が出ることが期待されるという。
 渡島では、ハウスの開閉に関し農家の経験や勘に頼る部分が多く、自動化がほとんど進んでいない。また、1戸当たりのハウス棟数が多いため、初期投資額が大きいこともネックとなる。装置は市販品だと1棟10万~20万円とされる。
 同振興局は「好結果を期待したい。周囲の農家にも見てもらい、装置の普及につなげたい」(農務課)としている。
 同振興局は、人口減少や高齢化への対応として2015年度から5カ年、渡島スマートアグリ構想に取り組む。情報通信技術(ICT)を活用し、施設園芸の効率化・高度化を図るもので、施設園芸で成果を上げることにより一般耕種や畜産でも低コストで高品質な生産が持続できると将来像を描く。15年度は、道内外の先進地調査や渡島スマート農業推進セミナーを開催した。本年度の事業費は135万円。(山崎大和)










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