函館市は2日、新型コロナウイルスの感染防止策として、本庁舎と亀田支所で住民票などを交付する窓口の待ち人数をホームページで確認できる取り組みを始めた。申請者は、離れた場所からスマートフォンなどで状況がリアルタイムに把握できることから、ロビーの混雑緩和を図り、密集防止につなげる。
専用の閲覧システムを導入し、本庁舎戸籍住民課と亀田支所の戸籍住民窓口に設置している受付番号表示システムと連動させた。事業費は275万円。
画面では証明書の申請、住所異動、戸籍の届け出など5つのメニューから選択すると、待ち人数を表示。受け付け、交付の準備が整った番号を持った人には、指定の窓口に来るよう呼び掛ける。
市によると、転出、転入などが多い年度替わりは窓口が混雑することが多く、待ち人数が40人以上になることもあるという。市市民部は「窓口が混んでくると待ち時間が長くなり、密が発生する。システムを感染予防に役立てたい」としている。
閲覧システムは本庁舎(https://iーban.com/hakodate/)、亀田支所(https://iーban.com/hakodate_kameda/)で確認できる。(山田大輔)