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若松埠頭岸壁が暫定供用開始

 11万トン級の大型クルーズ船を函館市中心部の函館港若松埠頭(ふとう)に接岸できるよう、函館開発建設部が整備を進めている係留岸壁は1日、暫定供用を開始した。完成まであと数年がかかる見通しだが、4万トン級までのクルーズ船の接岸が可能となる。岸壁は函館市が管理する。
 岸壁は青函連絡船「摩周丸」の右岸側に整備し、昨年11月着工。大型クレーンを使い、長さ60メートルの鋼管杭を海底に打ち込んで受梁ブロックを設置、さらにレンガ色をした桁を架設。これまで全長360メートルのうち、225メートルが完成している。
 同部によると、岸壁部分の総事業費は46億円で、暫定供用するまでに約42億円を費やし、整備した。
 来年度以降は残り部分の岸壁造成工事に加え、大型船の接岸には水深を現在の8メートルから10メートルにする必要があり、しゅんせつを行う。2022年ごろの完成を予定している。
 暫定供用に合わせて2日、商船三井客船(東京)の豪華客船「にっぽん丸」(2万2472トン)が最初の寄港を予定していたが、台風24号の影響で取りやめとなった。今年度、函館市へ入港を予定している残りの3船はいずれも8、9万トン級で、港町埠頭で受け入れる。若松埠頭での客船入港は来年度以降の見通し。
 岸壁は函館朝市やJR函館駅の近くにあり、周辺の観光スポットにもアクセスしやすい。同部函館港湾事務所の伊藤千尋所長は「岸壁が函館市のインバウンド観光やクルーズ船誘致の一助になるよう後押していきたい」とし、函館市港湾空港部の岡村信夫部長は「大型客船だけでなく、一般公開を予定する練習船などの受け入れも検討し、岸壁の有効利用につなげたい」と話している。(鈴木 潤、山田大輔)
       ◇
 函館開発建設部は、「にっぽん丸」入港が取りやめになったのを受けて、2日午後2時半から函館市国際水産・海洋総合研究センターで予定していた岸壁の暫定供用披露会も中止した。










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