【七飯】七飯町(中宮安一町長)は2日、2018年度予算案を発表した。4月の町長選を控えた骨格編成となり、一般会計は前年度当初比16・1%減の104億円。水道事業会計を除く5特別会計との合計は、同14・1%減の179億1770万円となった。5日開会の定例町議会に提案する。
歳入は町税が同7・6%増の29億92万円、地方交付税が同0・8%減の31億4400万円、町債は同68・2%減の5億5340万円となった。
新規の政策的事業や建設事業の計上は見送り、主な事業では来年4月の開業を目指して進めている大中山複合施設の新築工事に2億9423万円、町企業立地促進条例に基づき、新たに町内で工場などの設備投資を行った企業への補助金に1億円を充てた。
このほか、23日開業の道の駅指定管理料に約2400万円、1億円の寄付を見込むふるさと納税事業費に6674万円。幼稚園や保育園に対する財政支援の仕組みを共通化する「施設型給付」に移行するための委託料に3億3712万円。17年度に始めた小中学校の給食で地場産物を多く取り入れる「七飯産の日」実施に伴う食材購入費に、216万円をそれぞれ計上した。(蝦名達也)