【知内】知内町(大野幸孝町長)は2日までに、2018年度予算案を発表した。一般会計は前年度当初比5・2%減の41億3400万円。5特別会計と水道事業会計を合わせた総額は同8・6%減の57億2153万円で、重内地区の道営農業用水整備事業の新年度実施分の大半を17年度補正予算に計上済であることなどが減額の理由。3月8日に開会する町議会定例会に提案する。
歳入は、地方交付税が同3・2%増の18億9714万円、町税が同2・6%増の6億8083万円など。町債発行額は同25%減の3億790万円を見込む。
歳出は、職員等給与費が同0・2%減の8億384万円、民生費が同0・2%増の5億4639万円、教育費が同26・9%減の4億4732万円、農林水産費が同21・6%減の4億1027万円、土木費が同29・5%増の3億1359万円を計上した。
新規事業は、空き家撤去の補助金給付や空き家のリフォーム支援の補助金給付などに1074万円、上磯郡漁協が建設する水産種苗施設整備の補助金に1億64万円、知内幼稚園建て替えの設計業務委託に1050万円など。また、子ども医療費助成制度に2025万円を計上し、無料化対象を従来の中学生までから高校生までに拡大する。(神部 造)