函館港若松埠頭(ふとう)に27日、2024年最後の入港となるクルーズ客船「コスタセレーナ」(11万4261トン)が寄港した。韓国をメインとした約1100人が冬の道南観光を満喫した。
イタリアのコスタ・クルーズ社が運航し、函館への入港は今年度3回目。今回は韓国の旅行会社「ロッテJTB」のチャーター船として、6日間の道内ツアーで寄港した。
26日夜に小樽を出港し、27日午前11時ごろ、若松埠頭に着岸。クルーズターミナルに降り立った乗客はバスに乗り込み、市内や七飯町大沼地区を巡るツアーに参加。時折雪が舞う天候の中、道南の魅力に触れ、午後10時ごろ、次の寄港地の韓国・釜山に向け出港した。
同船は来年2月5日にも入港を予定し、この寄港が今年度最後。入港回数は59回となり、23年度の47回を超え、過去最多となる。(飯尾遼太)