【江差】町は10日、能登半島地震で被災した友好都市、石川県珠洲市に対する災害支援のふるさと納税代理寄付受付を取り扱いサイト上で開始した。返礼品はなく、クレジットカード決済手数料などを除き、全額を同市に送る。
災害対応に追われる同市職員に代わり、納税受付業務を行う。受け付けは、ふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」と「セゾンのふるさと納税」。2000円以上から金額を指定でき、セゾンでは1口2000円(複数口可)で受け付けている。午後3時20分ごろ受付開始したチョイスでは、同5時20分ごろまでに29件、計72万7000円あった。
町では寄付金受領証明書発行やワンストップ特例制度利用者対応などの事務手続きを行い、少しでも多く送るため、証明書発送費用などを町で負担する。
また、庁舎1階に日本赤十字社の能登半島地震災害義援金の投入箱を設置した。照井誉之介町長は「皆さんの善意を集め、支援したい」と話している。(入江智一)