函館短大食物栄養学科は、２年生４６人が考えた料理のレシピや健康をテーマとした標語を掲載した「はこたんヘルシーカレンダー」を作製した。地域への感謝を込め、学びの成果を還元したいとテーオースポーツクラブ（海岸町１１）で来年１月４日から利用者に２０部限定で配布する。
カレンダーは２０２１～２２年の２年分。必修科目「栄養指導実習」で学生が献立を考え、同短大名誉教授で道栄養士会函館支部長の木幡恵子さんが監修を務めた。メニューは、コレステロールに作用する成分を含むサバを使った混ぜご飯やハンバーグ、乳アレルギーの人でも食べられる豆腐を使ったシチューなど全１６種類。材料、作り方のほか、栄養面から疾患別の効果を分かりやすく解説している。「噛（か）むことを意識し、食事は腹８分目」「運動と食事で予防、合併症」といった標語では健康を意識した生活に向け、気をつけるべきポイントをまとめている。
今春同短大を卒業し、テーオースポーツクラブでインストラクターを務める平田優さん（２１）は「カレンダーをきっかけに食事と運動の両面から日々の健康を考えて」とＰＲする。
カレンダーは今後卒業生が働く事業所にも贈るほか、一般市民向けにホームページでも公開予定。問い合わせは同短大（０１３８・５７・１８００）へ。（飯尾遼太）
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