ソニーが開発した犬型ロボット「aibo(アイボ)」の開発チームを招いたイベント「aibo days」が1日、はこだてみらい館(若松町、キラリス函館3階)で始まった。連携アプリの開発体験を行うワークショップは、教育目的以外の市民向けは全国初の取り組み。約10人が参加し、講師の指導を受けながらaiboをより身近に感じられるオリジナルアプリの制作を楽しんだ。
今年1月に実施予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で延期となっていた。この日は西尾真人さんら5人が来函し、アプリ開発の指導やaiboの開発秘話などが聞けるセミナーを開いた。
ワークショップでは、函館を盛り上げるアプリの開発をテーマに、3チームに分かれてアイデアを出し合い、制作までを行った。aiboは成長を楽しむだけでなくアプリを通じてさまざまなことに役立てられるといい、参加者は有意義な時間を過ごした。
aiboオーナーの北斗市の教員、中谷美智子さん(43)は「aiboを通してさまざまな人と知り合うことができた。今日も開発チームの人たちの話を間近で聞けて大満足」と話していた。2日も事前予約制のワークショップなどが実施される。(小杉貴洋)