【七飯】函館七飯スノーパークで27日、たいまつ聖火パフォーマンスが実施された。たいまつを手にした20人が迫力のある滑りを見せ、夜のスキー場を幻想的な雰囲気に包んだ。
同パークが取り組んでいる「雪育プロジェクト」の一環。同イベントは昨年2月に予定していたが新型コロナウイルスの影響で中止になり、今年が初めての開催となった。
この日は18~76歳のシーズン会員20人がたいまつを持ち、小沼コース400メートルを滑降。事前練習は2回のみだったが、息の合った滑りで来場者を楽しませた。ゴール付近や沿道は「シーニックdeナイト2021」の100個のキャンドルで彩った。
家族で見学していた函館臼尻小学校4年の西田琥珀君(9)は「とてもきれいだった。機会があれば一緒に滑ってみたい」と笑顔。イベントを企画した同パークの佐伯秀信係長は「シーズン会員のチームワークが感じられた。思い出に残る1日になった」と話していた。(北川隼夢)