函館市は11月30日、JR函館駅前広場でイルミネーションの試験点灯を行った。LED電球計12万個で彩った“光のアーチ”の照明設備を最終確認。冬場に市内を訪れる観光客を出迎える準備を整えた。
駅舎出入口から国道の間にある約60メートルの回廊部分は、道南スギを組み合わせたフレームで、漁り火をイメージした球状の明かりがつり下がる。アーチの中や脇を通行するとセンサーが感知して光が動くほか、歩いていない時にも動きを見せる演出を施している。周辺は青色の明かりで海を表現し、周辺の木々には光が流れ落ちるアイスドロップライトも付けた。
光が点灯すると記念撮影する人々も多く、帰宅中の市内の会社員男性(32)は「温かみのある光に癒やされた」と話していた。点灯は12月1日~来年2月28日の日没から午後10時まで。(小杉貴洋)