3日開催の「函館いか祭り」(実行委主催)を前に、前夜祭が2日、はこだてグリーンプラザ(松風町)で開かれ、イカの供養と豊漁を祈願した。
実行委ら約30人が参列。函館の観光や食産業を支えるスルメイカに感謝するとともに、近年不漁が続く函館のイカ豊漁を期待し、焼香した。渡辺良三実行委員長は「新型コロナウイルスの影響を受け、今年は1日のみの開催となったが、市民からイベントに関する問い合わせもいただくなど、祭りの開催は多くの人に期待されていると感じている」と話し、「ぜひ今年も会場でイカを味わってほしい」と話した。
祭りは午前10時~午後4時。はこだてグリーンプラザ会場では規模を縮小し、イカの丸焼きやゲソ焼きなどを振る舞うほか、近隣の14店でもイカを使った料理を提供する。参加店には祭りの「のぼり」が掲げられている。(野口賢清)