【江差】全国から寄贈された、ひな飾りで町内を彩る「江差・北前のひな語り~歴まちのおひなさん」が8日、開幕した。約40セットが飾られた拠点会場の町会所会館では開会式が行われたほか、レザークラフト教室も開かれた。
「ひな語り」は、冬の商店街を盛り上げようと実行委と町歴まち商店街協同組合が主催し、今年で9回目。いにしえ街道内の商店などを中心とした約50カ所に、150セットが展示されている。開会式で照井誉之介町長は「江差町の冬を彩る大変ありがたいイベント。皆さんと一緒に盛り上げていきたい」と話した。
この後開かれたレザークラフト教室では、来場者がひな飾りに囲まれてネームタグやコインケースを作製。青森県佐井村から訪れた団体職員、大畑彩美さん(33)は「これほどまでたくさんのおひなさまを見こたことがなかったので、ただただ圧巻。全国から女の子の思いが江差に集まっているように感じました」と話していた。
「ひな語り」は3月15日まで。同教室は9日も開催し、午前11時から午後4時まで。イベントスケジュールや展示会場などに関する問い合わせは実行委(0139・52・0531)へ。(入江智一)