今回で9年目になる青森県弘前市のPRイベント「ひろさきナイト」が15日、「はこだてクリスマスファンタジー」開催中の金森赤レンガ倉庫特設ステージなどで開かれた。北寄りの風が強く吹き付ける中、津軽三味線やご当地アイドル「ライスボール」のライブ、毎年恒例の巨大アップルパイの配布などが人気を集めた。
オープニングステージは、津軽三味線奏者の渋谷和生さんらの寒さを吹き飛ばす熱演で幕を開けた。弘前市の鎌田雅人副市長、弘前城ミス桜の松山睦実さん、ライスボールの水愛(あくあ)さんが、函館市の谷口諭副市長とともに巨大ツリーに点灯。鎌田副市長は、弘前公園で開催中の「冬に咲くさくらライトアップ」など”インスタ映え“する撮影スポットを紹介し「冬の弘前を多くの函館市民に楽しんでもらいたい」と呼び掛けた。
続いてライスボールがオリジナル曲「掌」など2曲を披露。松山さんを交えた「弘前クイズ」などで盛り上がった。ライスボールは金森赤レンガ倉庫でもミニライブを開き、集まったファンらの歓声を浴びていた。イベント広場では、巨大アップルパイが来場者1400人に切り分けられて振る舞われた。(神部 造)