【北斗】サケの遡上(そじょう)を間近で見られる川として知られる北斗市茂辺地川の河川敷特設会場で3日、「第38回さけまつり」(実行委主催)が開かれた。つかみ取りや鍋の無料振る舞いなどサケづくしのイベントに大勢が詰めかけ、にぎわいをみせた。
つかみ取りは、体長60センチほどのサケ約200匹が放たれた10メートル四方のプールで実施。午前の部では、約3倍の抽選倍率を突破した150人が挑戦した。
子どもたちは、勢いよく飛び跳ねるサケに悪戦苦闘しながらも、捕まえると大きな歓声を上げて喜んだ。七飯大中山小学校2年の杉田篤志君(8)は「最初は難しかったけど、大きなサケを捕まえることができてうれしい」と笑顔をはじけさせた。
会場では約1000食のサケ鍋が用意され、来場者が秋の味覚を堪能。生サケの直売は午前でほぼ完売となったほか、ステージでは地元小中学生によるよさこいソーランの演舞や歌謡ショーなどがあり、催事を盛り上げた。(山田大輔)