子どもたちが仮想のまちで社会の仕組みを学ぶイベント「はこだてキッズタウン2019」(実行委主催)が29日、サン・リフレ函館で開かれた。市内の小学3・4年生500人が多彩な職業体験を楽しんだ。
今年で10回目。会社や店で、働く人もお客も子どもたちが務め、好きな会社(店)に就職し「イカール」という疑似通貨で給料をもらい、そのお金で買い物や飲食を体験。今年は24企業・団体が出店した。10周年の特別企画「メッセージ~未来のわたしへ」では、子どもたちが将来の夢など未来の自分に宛てたカードを作成した。また、10回連続して出店した7社に感謝状を贈った。
薬剤師や歯科衛生士、ケーキ作りには行列ができる人気ぶり。函館新聞社もブースを出し、子どもたちが取材、記事の執筆を体験した。清掃員の仕事に臨んだ函館八幡小学校4年の上野隣愛さん(9)は「ごみを集めるのは大変で、燃やせるごみがいろいろな所にあるのが分かった」と話していた。(山崎大和)