【江差】第57回江差追分全国大会(江差追分会、江差町主催、函館新聞社など後援)が20日、町文化会館(茂尻町71)で開幕した。初日は地元江差地区をはじめ函館や札樽、日胆地区選出の歌い手の熟年と一般の予選会が行われ、歌声が響き渡るたびに会場から大きな拍手が送られた。
今年も全国各地の予選を勝ち抜いた歌い手が集結。熟年全国大会と少年全国大会も同時に開催し、3部門合計で368人が22日までの3日間にわたり熱唱する。
合間には江差中学校(塩崎弘明校長)の全校生徒112人による江差追分大合唱も披露され、会場の雰囲気に華を添えた。全校生徒大合唱に参加し、一般の予選会にも出場した同校1年の柳田小春さん(13)=茂尻町=は「大合唱は、みんなと元気に歌うことができてうれしかった。緊張せずに歌えました」と話していた。
21日は、道北と道東、関西など道外4地区選出の熟年と一般の予選会を実施。正午ごろから「少年少女による江差追分大合唱」、午後6時ごろから「尺八江差追分連管」のアトラクションも開催。最終日の22日は少年大会と、一般と熟年の決戦会が行われる。
最終日の決戦会のみ有料で、当日券は2300円。(入江智一)