2019函館マラソン(実行委など主催)が7日、函館市千代台公園陸上競技場を発着するコースで行われた。ハーフ(21・0975キロ)とフル(42・195キロ)に合わせて過去最多の7436人が参加し、初夏の函館を快走した。
同競技場で行われた開会式では、函館市の工藤寿樹市長が「国内外から過去最多のエントリーがあった。市民の声援を受け、函館の街を颯爽と駆け抜けて」とあいさつ。午前9時にハーフ、10分後にフルがスタートした。
招待選手21人(男子12人、女子9人)は全てハーフに出場。このうち9月の東京五輪マラソン代表選考会「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」の出場権を持つ選手13人も熱いレースを繰り広げた。ゲストランナーのタレントではこだて観光大使の福島和可菜さんはフルを走り、ランナーと沿道に笑顔を振りまいた。
ハーフは男子がダニエル・カヨウキ選手(桜美林大)、女子は一山麻緒選手(ワコール)が優勝。フルの男子は柴田拓真選手(小森コーポ)、女子は藤澤舞選手(エクセルAC)が制した。
ハーフは3719人中3678人、フルは3717人中3449人が完走を果たした。大会本部によると、脱水症状などで救急搬送されたランナーは2人いたが、いずれも軽症だという。(稲船優香)