JR五稜郭駅内の売店「いさりび鉄道 五稜郭駅店」の開店1周年を祝い、道南いさりび鉄道(小上一郎社長)は7日、記念イベントを開いた。特設ブースでは「旧国鉄急行型」列車がデザインされたクッキーも発売され、鉄道ファンらが買い求めた。
同店は売店「キヨスク」が昨年3月18日に閉店した後、売り場を使用し4月10日に開店した。
この日はイベントとして特設ブースを設置。社会福祉法人侑愛会が菓子パンやクッキーを、NPO法人セラピアが道南の名所を描いた絵はがきや「いかちゃん編みぐるみ」などを販売した。また、侑愛会は3月17日に運行開始した旧国鉄時代の急行形塗色を再現したキハ40型気動車や、根強い人気を誇る旧国鉄カラーの「朱色5号」をデザインした新作クッキー(税込み470円)も限定200個で発売開始した。
同社運輸部の勝又康郎専任部長(49)は「クッキーは前日から売店にも問い合わせをいただいたほか、SNSでも話題になった。これからも地域でいきいき頑張る団体と協力しながら、一緒に沿線地域を盛り上げていきたい」と笑顔で話していた。(伊藤 尚)