「節分の日」の3日、函館市谷地頭町の函館八幡宮(川見順春宮司)で「節分祭」が開かれた。白の格衣(かくえ)姿の参列者約50人が勢いよく豆をまき、邪気を払って福を呼び込んだ。
豆まきに先立ち、本殿では、川見宮司による祝詞の奏上、弓の弦を引き鳴らして邪気を払う「鳴弦(めいげん)の儀」、参列者一人一人が神前に玉ぐしを捧げるなどの神事を執り行った。
その後、参列者は本殿から外に向かって「鬼は外、福は内」と元気いっぱいに豆をまき、無病息災や家内安全を祈った。函館市の60代会社役員男性は「商売の繁盛とともに、今年も家族が元気で幸せに過ごせるよう祈りながら豆をまいた」と話していた。(金子真人)