【北斗】茂辺地さけまつり(実行委主催)が3日、北斗市内の茂辺地川下流特設会場で開かれた。大勢の来場者が詰め掛け、サケのつかみ取りやサケ鍋の試食などを楽しんだ。
サケ漁のシーズンの恒例行事で、今回で37回目。サケのつかみ取りは午前、午後と2回行われ、子どもや大人が特設プールに放されたサケ約200匹の捕獲に挑戦。参加者は魚体をくねらせて抵抗するサケに悪戦苦闘しながらも生きの良い1匹を手に入れていた。
家族とともに東京から旅行で訪れたという小学1年の長尾瑛士君(6)と山根颯起君(7)、清水春輝君(7)は「(サケのつかみ取りは)サケが跳ねて難しかったけど捕れて良かった。サケご飯にして食べたい」と笑顔を見せていた。
また、会場ではサケ鍋約1000食分が無料で振る舞われ、こちらも長蛇の列ができる人気ぶり。茂辺地小中学校の児童、生徒によるYOSAKOIソーラン踊りの演舞、歌謡ショーも行われた。
会場近くの茂辺地北斗星広場の地域食堂「北斗軒」や茂辺地創生会議の有志も出店し、「いくら丼セット」や「サケのホイル焼き」などを販売し、客足を誘っていた。(鈴木 潤)