函館市熱帯植物園(湯川町3、笠井佳代子園長)は7日、第15回収穫祭を開いた。七飯町で獲れた新鮮な野菜の販売や鉢植えの販売のほか、手品や津軽三味線、合唱などのステージで来場者を楽しませた。
秋の野菜や果物のほか、植物園で育てた果実などを発見し、楽しむことを目的に毎年実施している。
この日は風による事故防止のため、屋外ではなく温室の中にブースを設置。金のなる木やアロエが配布されたほか、100円のジャガイモ詰め放題やタマネギ、ニンジン、リンゴやプルーンなどの野菜や果物はイベント開始後1時間足らずで完売した。
ステージでは個人で活動するマジシャン生田正子さん(69)の手品や函館裕人会による津軽三味線の合奏、函館少年少女合唱団による「崖の上のポニョ」や「君をのせて」などの合唱が披露され、来場者たちは秋の1日を楽しんだ。
笠井園長は「風はあるが晴れて良かった。地域の方にも毎年楽しみにしていただいてありがたい」と話していた。(伊藤 尚)