函館の晩夏を彩る「第53回湯の川温泉花火大会」(実行委主催)が18日に行われた。松倉川下流から1時間にわたって約3000発の花火が打ち上がり、訪れた5万1000人(主催者発表)を魅了した。
この日は飛行機の遅れの影響で午後7時40分の開始予定より15分繰り下げてスタート。大桃誠委員長は「天気に恵まれ開催することができた。函館の夏の終わりを告げる花火大会を楽しく鑑賞してください」とあいさつ。カウントダウン後に色とりどりのスターマインが夜空を飾った。
恒例のイカやネコを形取った仕掛け花火などのほか、今年は初めて水中花火を実施。海中に投げ込んだ花火が水面を幻想的に彩り、観客から大きな歓声と拍手が沸き起こった。
友人2人と訪れた札幌市の団体職員上田遥さん(23)は「この花火大会に合わせて旅行を計画した。ものすごい迫力で良い思い出になりました」と話していた。(金子真人)