函館の冬の一大イベント「はこだてクリスマスファンタジー」(実行委主催)が1日、函館市末広町の金森赤レンガ倉庫で開幕した。記念すべき20回目を祝おうと多くの来場者が足を運び、巨大ツリーやステージを楽しんだ。
点灯式では、会場の全員で10からカウントダウン。在日カナダ大使館のナディア・ブルジェー首席公使と工藤寿樹函館市長、久保俊幸函館商工会議所会頭、柳沢政人実行委員長がスイッチを押し、20メートルのツリーが14万8000個の電飾で彩られると、来場者から大きな歓声が上がり、花火の打ち上げで彩りを添えた。
函大付属柏稜高校3年の川村綾美さん(17)と亀井悠太さん(18)は「1年生の時から毎年来ている。卒業後は離れてしまうので、いい思い出にしたい」と話し、仲良くスープを味わっていた。
期間中は毎日午後6時にツリー点灯式を実施する。点灯時間は、同4時半~同5時45分と同6時~午前0時(金、土曜、22~25日は午前2時まで)。ツリーが真っ赤に灯る「プレミアムレッドツリー」は午後6時半、同7時半、同8時半から各15分間。スープバーは同4時半~同8時で、1杯600円(会場で販売するチケット制)。イベントの詳細は、公式ホームページで確認できる。(三好若奈)