12日に道の駅「なとわ・えさん」で開かれる「第27回恵山ごっこまつり」をPRするプレイベントが5日、キラリス函館で開かれた。祭りの主役を務めるゴッコを使ったごっこ汁が数量限定の無料で振る舞われ、絶品料理とともに関係者らが祭りへの来場を呼び掛けた。
祭り当日に販売するごっこ汁の味や魅力を知ってもらい、より多くの人に本祭へ足を運んでもらおうと開催。この日は当日も実際にごっこ汁を調理する、恵山地区女性団体連絡協議会(及川良子会長)の会員ら3人が早朝から準備した。
正午からの配布に合わせ会場には長い行列ができ、及川会長は「おいしいですよ、本祭もぜひ来て」などと声をかけながら、一人一人にごっこ汁を手渡した。この日は当初先着100人に配布する予定だったが、念のため多めに調理しておいたこともあり、約300人が味わうことができた。1歳の娘とごっこ汁を堪能した函館市の主婦(28)は「ゴッコのだしが出ていてとてもおいしい。12日の祭りでも味わいたい」と話していた。
第27回恵山ごっこまつりは12日午前11時から開催。ごっこ汁のほか、シュルケカレーや魚介類の販売などを予定している。なお漁獲状況によっては一部販売できない商品などがある場合もある。恵山支所産業建設課の寺澤輝義課長は「ゴッコの本場・恵山でぜひ旬の魚を味わってほしい」と来場を呼び掛けている。(野口賢清)