【七飯】大沼地区の冬の一大イベント「第58回大沼函館雪と氷の祭典」(実行委主催)が10日、大沼公園広場(大沼町)を本会場に開幕した。ジャンボ滑り台や個性豊かな雪像を目当てに、初日から家族連れをはじめとした多くの来場者でにぎわいを見せた。12日まで。
3連休に合わせ、今回初めて3日間開催。大沼公園広場にはイベント名物の全長24メートルのジャンボ滑り台がお目見え。大沼湖から切り出した氷で3レーン製作し、家族連れや観光客がスリル満点の滑り台を体験。開幕直後から列ができる人気ぶりだった。
雪像は大沼岳陽学校や道立大沼学園の児童生徒などが動物やキャラクターをモチーフに製作し、約20体を展示。道南うみ街信用金庫創立100周年を記念した氷像も並び、来場者は写真を撮るなどして思い思いに冬の大沼を満喫していた。
函館市八幡町から親子4人で訪れた島津樹輝ちゃん(3)は「ジャンボ滑り台はスピードが速くて面白かった」、尚輝ちゃん(5)は「今年は雪が少ないので、たくさん雪遊びをしたい」と笑顔で話した。
また、大沼婦人会館では道南の事業者約20店舗が雑貨やグルメを販売する「大沼ルシェ」を12日まで併せて開催。時間はいずれも午前10時~午後4時。
ジャンボ滑り台は終了後も25日まで設置予定。時間は午前10時~午後3時。(飯尾遼太)