道南最大級の食のイベント「はこだてグルメサーカス2023」(実行委主催)が2日、市松風町のはこだてグリーンプラザと太陽パーキングを会場に開幕した。多くの市民や観光客が訪れ、全国各地から集まった多彩なグルメを堪能した。3日まで。
2012年にスタートしたイベントで、18年は胆振東部地震のため、20、21年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止となり、今年が9回目。
昨年より17多い108ブースが出店。東北各県の名物が並ぶ「東北ひろば」、函館の人気店が集結する「函館とゆかりのひろば」、函館と航空便が直行する東京、大阪、名古屋の名店がそろった「翼でつながるひろば」、道南の各自治体が自慢の味を持ち寄った「みなみ北海道ひろば」の4つのコーナーに分かれた。ご当地キャラによるステージイベントも盛り上がりをみせた。また、北海道全調理師会函館支部バーテンダー部会が提供する「地元のお酒カクテル」ブースが初登場した。
「うなぎ弁当」が人気の協同組合浦和うなぎの会(さいたま市)のブースは午前中から長い列ができていた。大森好治代表理事は「600食用意した昨年は早いうちに売り切れてしまったので、今年は720食用意した。気に入った方は、新幹線を利用して、ぜひさいたま市に食べに来てほしい」と話していた。
毎年イベントを楽しみにしているという、市内石崎町の村田隆義さん(71)は「全国のおいしいものを食べながら、友人と一緒に屋外でビールを飲むのは最高に幸せ」と笑顔を見せていた。
最終日は午前10時~午後4時。(小川俊之)