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認知症に「お互い様」の心 三師会合同講演会

 函館市医師会(本間哲会長)、函館歯科医師会(田嶋久士会長)、函館薬剤師会(熊川雅樹会長)の三師会は1日、函館市民会館小ホールで合同講演会「認知症とお口のトラブル~楽しく美味(おい)しく安全に食べるには~」を開いた。歯科医師で東京都健康長寿医療センター研究所・自立促進と介護予防研究チームの枝広あや子研究員を講師に招き、約500人の参加者が認知症患者の口腔トラブルの対処法などについて学んだ。
 三師会は2年前に初めて合同講演会を開き、今回は2回目。市医師会の本間会長は冒頭あいさつで「2025年には団塊の世代が75歳を超えて後期高齢者となり、超高齢化社会がますます加速する。それに伴い認知症の数も700万人を突破すると言われている」と指摘し、「今回は市民にとって身近な問題である認知症をテーマに、食べるという根源的なことと合わせて、スペシャリストの枝広さんに詳しく解説してもらう。しっかりと理解を深めてほしい」と話した。
 枝広さんはまず「認知症に対しての偏見や差別をなくし『お互いさま』の心を持って向かい合うことが医の基本」とし、「認知症の種類や原因について正しい知識を理解したうえで、老化のサインを早期発見し、早期対処することが大切」と話した。
 また、認知症の程度が重くなるにつれて食べる機能が低下し、自ら栄養を取ることが困難になる状況を映像などを使って詳しく説明。それに伴い虫歯や歯周病が増えたり、口やのどの力が弱くなり、感染症にかかるなど、さまざまなトラブルが多発すると強調し、「なぜ食べることが難しいのか、それぞれの認知症患者ごとに、原因を丁寧に探ってほしい。少しでも自分で食べることを続けられるように、寄り添って支援することを心掛けてほしい」と訴えた。(小川俊之)










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