発達障がいと向き合いながら 放課後等デイサービス
発達障がいとは、自閉症、アスペルガー症候群、ADHD、学習障がいなどに類する脳の機能障がいの総称であり、簡単に言うと大きな枠組みのことを指します。発達障がい者は、生まれつきの脳のタイプが非発達障がい者とは異なり、「見たり」「聞いたり」「感じたり」「覚えたり」「判断したり」などの感覚に偏(かたよ)りやずれが生じる事があります。そのため、従来の「子育て」「保育」「教育」「指導」「関わり方」ではそうした事を適切に学ぶ事が苦手な傾向にあります。そして、目に見えにくい障がいゆえにその特性から「わがまま」「親のしつけの問題」「頑張りが足りない」などと捉えられる事も少なくなく、失敗した経験から自己肯定感が低下する事で、生活の中で私たちの想像以上の困難さを抱えているケースが多い事もまた事実です。
そうした中で私たちスタッフが大切に考えているのは、物事を肯定的に伝える事や今出来ていることに注目し、認めてほめる事です。例えば「自分で靴を下駄箱へしまう」「ゴミをゴミ箱へ捨てる」などの行為。こうした「出来て当たり前」と思えるような行動でも私たちは「すごいね」「えらいね」と子供さんをほめるようにしています。ほめられると次も頑張りたくなってきますよね。認められ、ほめられる経験を重ねながら自己肯定感を高め「自分なら出来るかも」「頑張って良かった」などのポジティブな気持ちが芽生えるきっかけになれるような関わり方を心掛けています。
一人ひとりの子供たちが将来の生活を充実し豊かなものにしていけるよう、子供たちの頑張りたい気持ちを尊重し「いつでも、どんな時も味方だよ」という姿勢でお手伝いをしながら、保護者の方たちとお子さんの成長への喜びを一緒に感じ、進んでいけたらと思っています。
(ハコラク 2019年4月号掲載)
放課後等デイサービス あすも
函館市亀田本町6-21(五稜郭中学校向かい)☎0138-87-2611
■サービス提供時間/平日 学校終業~17:00
■土曜・長期休み期間 9:00~17:00
■定員/10人 ■定休日/日曜・祝日