道内最古の祭りが息づく場所
江差追分会館から歩いて5分ほど、いにしえ街道の中心地に位置する「姥神大神宮」の創建は、まだ寂しい漁村だった江差にニシンの群来を招きこの地を繁栄させたとされる「折居伝説」に由来し、「正一位姥神大神宮」の号を光格天皇より勅許された神社としては北海道最古。1644年、津花の地から現在地に遷宮したのが「姥神大神宮渡御祭」の始まりと言われ、境内には祭りのにぎわいを伝える写真とともに13台の山車の小型模型を並べた「模型山車館」があるほか、本殿の隣に折居姥の神霊を祭る社も安置されている。
(ハコラク 2024年9月号掲載)
姥神大神宮
江差町姥神町99